BsizeのGPS BoTを使用し始めて約3か月で、以下のレビューを書きました。
www.hi-song.jp
この時は、自分は第二世代しか使用したことがなく、第一世代からどれだけ進化したのかは知りませんでした。
Amazonのレビューとかを見る限り、「第二世代になって測位精度が良くなった」、「バッテリーが1日しか持たなかったのが改善された」とか良いことがかなり書いてあるのですが、どのくらいどう向上したかを実際に体感したくなってみました。
で、6月の半ばに、ちょうどよく、第一世代本体が無料で配布されていることを知り、速攻で申し込んでみて、第二世代と実際に機能を比較してみることにしました。
測位精度
これは実際に自宅から小学校への道のりでの測位の結果を貼り付けてみます。
なお、両方とも頻度優先モードに設定してあります。
一目瞭然の違いです。
第一世代
ほぼ正確に、通学経路をトレースできています。
第二世代
第一世代と比べると、それはもうグチャグチャですね(笑)。
特に、真ん中上部の一本道を通っている間は壊滅的です。
ちなみに、この一本道は、GPS電波を遮るものなど何もない、田んぼや畑の中を突き抜けていく田舎道です。
スマホでここを通った時は、電波が悪いとか特になく、常にアンテナ感度MAXを指していたと思います。
一目瞭然で、第一世代の方がきちんと測定できて、経路を綺麗にトレースできています。
結果見たとき愕然としましたよね(笑)
で、結局サポートに、第二世代故障してるんじゃないか?
もしそうなら良品と交換してほしいと問い合わせました。
結果、どうやら第二世代側は、経路情報が明らかにおかしい時は、Wi-Fiアクセスポイントを利用した測位であること。
また、Wi-Fiで測位した際に、Wi-Fiの位置情報が悪さをしているようだということがわかりました。
サポートが記録情報の詳細なログを解析してくれたようで、誤った位置情報が設定されているWi-Fiアクセスポイントがあったりしたそうです。なるほど!そうだったんですね。
なので、サポート側で、第二世代側のWi-Fiでの位置情報取得の頻度を下げるように設定を変更したらしいです。
その結果、第一世代とほぼ同じような経路情報になりました。
バッテリーの持ち
自宅から小学校への往復時間が、行きが25分、帰りが30分でだいたい1時間となります。
第一世代
第一世代は、およそ4日間でバッテリー低下通知が来て、5日目の学校到着後から反応が無くなりました。
また、ランドセルに入れっぱなしのため、実際に移動していなくても、ちょっとした振動なんかで反応して、学校や自宅でも毎日合計60分くらいは履歴が残っています。
つまり、だいたい 1日2時間 x 4.5日 = 9時間程度が、実際に測位&記録ができる時間のようです。
第二世代
第二世代は、約3週間弱(15営業日超)でバッテリー低下通知が来ましたが、ゲージ的に20%くらいは残っているように見えました。
こちらは、同様にランドセルに入れっぱなしでも、履歴がそんなに残っていません。
第一世代が、振動なんかにセンシティブすぎたので、ちょっとした振動とかに反応しないように改善されたようで、その結果スリープ時間の割合が増えて、バッテリーの持ちの向上に繋がっているようです。
こちらは、だいたい 1日1時間ちょっと x 15日ちょっと(実際はあと数日は行けたと思います) = おそらく25時間程度が、実際に測位&記録ができる時間と考えられます。
スリープ解除判定が緩くなったこと、バッテリー自体の容量が大きくなったこと、通信方式がLTE-Mを採用したことで、実際に測位&記録ができる時間が、2倍以上に伸びていることがわかります。
まとめ
第一世代と第二世代は、精度は少なくとも同等かそれ以上。
バッテリーの持ちは実質約3倍以上に伸びる。
なので、やっぱり第一世代よりも第二世代の方が断然おすすめ。
ビーサイズ GPS BoT 第2世代(最新モデル) AIみまもりロボット
- メディア: Wireless Phone Accessory
なお、位置情報がおかしい場合は、詳細な日時を連携すると、サポートが結構詳しく追ってくれ、場合によっては個別に設定を調整してくれることがわかりました。
今回は、Wi-Fiアクセスポイントによる測位割合を下げてもらって、きちんとした経路情報になりました。
めでたしめでたし。
いや、ちょっと待って。
これ『GPS BoT』製品でしょ、なんでWi-Fiアクセスポイントに設定されている位置情報を優先してるんだよ・・・
こっちは、GPSで測位してほしくてこの製品購入したんだから、よく考えたらおかしいだろ。
GPSで測位できなかった時の代用として、Wi-Fi位置情報を最後の手段として採用するなら兎も角、GPSで測位できる場所にも関わらず、Wi-Fi優先するのは違うだろ。
多分、測位時のバッテリーの使用量が、「GPS測位」>「Wi-Fi位置情報」なので、バッテリーの持ちをよくするために、Wi-Fi測位できるなら、Wi-Fiでいいやって感じで調整してあるんだろうな。
あくまで自分の推測だけど。
正確な位置情報を設定してあるWi-Fiアクセスポイントばかりならそれでもいいだろうさ。
でも、うちの近所はそうじゃなかった。
多分、うちの近所以外でも結構そういうところあるんじゃないかな?
あと、思ったことは、Amazonのレビューにある通り、返答が本当に遅い。
こっちからどうなったんですか?と催促しなけりゃ全然返事が返ってこない。
しつこいと思われても、何度も催促することをお勧めします。
俺は、5月末からしつこく問い合わせを続けることによって、6月末に1か月かけてようやく解決することができました。
皆さんも、経路情報がずれたりとか、即位精度が悪かったり、記録の抜けが多発するとかそういう場合は、遠慮せずにガンガンサポートに連絡しましょう!